ダライ・ラマ十四世が勧める菩提心の修行 その1
前回、記事にしたお寺カフェでは菩提心の話しをする機会がありました。 仏教では「慈悲」を大切にしますが、チベット密教ではとくに「菩提心」を大切にします。 ここで「慈悲(じひ)」と「菩提心(ぼだいしん)」とはどう違うのでしょうか。 私のイメージではこんな感じでしょうか。 たとえば、温かい油を循環させてお部屋をじんわり温めるデロンギヒーターのように、いつの間にか心地よい快適空間になっているのが慈悲のイメージ。 一方で、薪ストーブに薪をくべるとどんどん熱くなって部屋が暖かくなっていきます。 薪をさらにくべていくと、部屋は暑くなるので窓を開けます。 [...]